韓国語レビュー [Korean Review]
東野圭吾の小説の中で、ちゃんと読んだのはナミヤ雑貨店の奇跡しかない。実は推理小説は怖くてあまり読めないんで、あまり読んでない。実は、東野圭吾は日本でも人気のある作家であるが、韓国でも数多くの本がずっと出版されるほど人気がある日本人作家の一人である。それにも関わらず、今まであまり読めなかったんだけど、ナジヤ雑貨店の奇跡を読んでから少し考えが変わった。まず、思ったより怖くなかった...ということと、思ったより暖かい...ということだった。
この作品の場合、事前の情報が全くない状態で、たまたま電子ブック図書館で発見して予約ボタンをクリックしたし、順番が回ってきたから借りてプロローグだけ読んで見たのがきっかけだった。結局、プロローグを'読んでみる'はずだったのが、そこで止めずに最後まで読んでしまった。おそらく、私が最短時間に完読した作品になりそう。
鳥肌がたつ反転やびっくりする事件などは期待もしなかったし、望んでもなかった。それは、当然怖いから...^^;; なんか急に驚かないように少しずつヒントを与えてるし、もしかしたらそういう要素のため、途中で読書を止めなかったかもしれない。
この作品の主なテーマは死刑制度である。高校時代に論述や討論のテーマとして良く接してた素材でもある。私は死刑制度に反対する立場だったが、この作品でも見えるように今はそれに対して自信持って言えなさそうだ。どちらかの片側が正しいと語るには、あまりにも矛盾している部分が多いから...。本当に正解はないと思う。ただ、その中で最も記憶に残っているところは'死刑は無力である。'というところだった。なんのために死刑を願うのか?死刑を通して彼らは贖罪できるのか?だったら誠な贖罪はいったい何なんか?実刑を宣告されて監獄に監禁されると贖罪できるのか?... 作家と一緒にいろんなことを再び考えてみる時間になった気がする。
本の最後の所に書いてある翻訳者の文を読んで、東野圭吾が普段よくこのような社会的な質問を提示する作家であることが分かった。単純に怖い推理小説を書く作家ではなかったんだ...ということと共に、だったらこの作家の作品をもっと読んでみたい...と思った。
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