韓国語レビュー [Korean Review]
조남주, 최은영, 김이설, 최정화, 손보미, 구병모, 김성중 《현남 오빠에게》
この本をなぜ今になって読んだんだろう。私が好きな作家たちがこんなにいっぱい参加している小説集なのに。ここ何年間の間にフェミニズム関連の本を結構読んでたが、その分、片寄っている読書をしているんじゃないかなと思ってなるべく自制してたし、また、好きな作家の他の作品もたくさん読んでたので、わざわざフェミニズム小説だと全面的に出していろんな作家が集まって作業した短編集を今すぐ読むべきなのか?という考えが読みにくくさせたと思う。しかし、やはり初作品だったチョ・ナムジュ作家の〈ヒョンナムオッパへ〉を読み始めた瞬間、あれこれ考えずにただ本を握って読み始めるようになった。
確かにチョ・ナムジュ作家は本当に現実をよく描き出す作家だと思った。ディテールだと感じながらもあまりにも深く吸い込まないように、そして淡々と話を述べていくことが本当に読者たちが読みやすいように引っ張る文章を書いているようだった。特に《彼女の名前は》では作品全体がそのような感じだっった。この作品集がルポなのか小説なのか分からないくらい...どうしたらそんなに現実をよく描き出すことができるのかと。しかも二番目に配置された作品は私が大好きなチョ・ウニョン作家の作品だったので、本を話すことはできなかった。やはり今回の作品もすごくよかった。チョ・ウニョン作家は本当に穏やかに文章を書くようだが、その中にどっしりとしたものが常に入っている。そのためか、チェ・ウニョン作家の《しょうこの微笑み》は私の大好きな短編集の一つである。そして、他の作品もかなり共感しながら、あるいはううん?と難しいと感じた作品も結構あると感じているうちに...その中で再び目が覚めるようにしてくれた作品、それはク・ビョンモ作家の作品だった。ク・ビョンモ作家の作品はまだ《パグァ》しか読んでなかった。私がこのようなジャンルが好きだとはいえないが、この作家は確実にうまいストーリーテラーとしか言えないと思った。実は中半からは作家の名前を気にせず、ただ小説だけをだらだら読んでいた感じだったが、読んでいるうちに「あれ?これは誰が書いたんだろう?」と思い、作家の名前を確認して、「やはり!」と思った。
とにかく、大体私が好きな作品が多かったし、また最後のイ・ミンギョン作家の文を読みながら、私も今までいろんな文学作品を読みながらあまり悩まなかった部分に関していろんなことを考えてみるようになった。実はイ・ミンギョン作家の文はいつも私にとっては少し強い口調で聞こえるので躊躇させる部分もあるが、それでも共感できる部分が多いので、いつも欠かさずに読むようにしてる。そうだ。私たちにとってフェミニズムとはお互い考えも違うし、何よりも表現の仕方がそれぞれ違うと思われるが、私たちが共通に感じることもあり、それによる「共感」する時間も必要じゃないかなと思う。各作家がそれぞれ異なる表現するフェミニズムを通して様々な共感できることをもう一度考えてみる時間になったので、私にとってはすごく良い時間だった。
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