韓国語レビュー [Korean Review]
この本はいつかは読むだろうと思ってとにかくRIDI SELECT(Ridibooksの購読サービス)の書斎に追加しておいたものだったが、今まであまり手がとどかなかった。最近このようなエッセイがいっぱい発売されているからか、むしろよく探して読むことを控えていた気がする。結局この本を読むようになったきっかけは、めずらしくKYOBOブックドリームだった。9月に無料で貸してくれる本が同じ作家の《適当に近い間》という本だった。前の部分だけ少し読んだら、この作家の以前の作品がこの本《怠けてるのではなく、充電中です。》ということが分かって、極A型である私は前作から読もうと思い、この本を先に読むようになったのだ。
結構短い時間に負担なしで軽く読むことができたけど、期待していたことより共感できて慰めになる部分が多かった。現在は私の状態がちゃんとしているように見えるが、実はかなり自信感も減って、将来に対して不安が増えている状況だった。だからより私の心に文章が届いたかもしれない。なんか変なプライドがあって、こんな類(?)の本を読んでからは星5つの評価は与えたくない傾向があるけど、今回だけは完全にやられた感じだった。星5つをあげるしかないくらい共感できることがあまりにも多かったからだ。さらに昨日は、学生の一人が就職の心配、大学院入試の問題、卒業論文の問題などが重なって私の前で涙を見せる暗いストレスを受けていたが、この子に一冊プレゼントしたいと感じた。これが現実的に可能であるのも、すでに日本語訳の本がでているからである。
実は、日本文学市場で韓国の作品が翻訳して出版されるケースはそんなに多くない。日本の書籍が翻訳されて韓国で発売されている数に比べれば、本当に少ないとしか言えない。近年では、《82年生まれ、キム・ジヨン》を代表とするチョ・ナムジュ作家の小説やキム・ウニョン作家、チョン・セラン作家のように若い女子作家たちの作品が翻訳されているくらいかな。ところで、ここ数年の間、韓国のエッセイが翻訳されてかなりの人気を得ている。代表的な作品として《怠けてるのではなく、充電中です。》、《私は私のままで生きることにした》、《死にたいけどトッポッキは食べたい》などがある。このような作品が日本で特に人気があるのも確実に理解できる。そして、特に今回の本を読みながらも、日本人の知り合いにプレゼントしたいと思うようになった。韓国の人もそうだけど、日本の人たちもどうしても気持ちをあまり発散できずに、心の中に閉じ込もうとする傾向が強いと思ったので...。
とにかく、変な先入観にとらわれて寝かして置いていた良い本を読破することになって嬉しい。同じ作家の次の本も無料で借りているので、期限が終わるまで読んでおこう。
「♡共感」と「コメント」は大きい力になります。
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